世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ!小学生に読んで欲しいムヒカ氏の絵本!

ムヒカ元大統領絵本

小学生くらいの子ども向けの絵本で、2012年にブラジル・リオデジャネイロの国際会議でのウルグアイのムヒカ元大統領のスピーチを紹介する絵本があります。

 

ムヒカ元大統領は、現代の消費社会への警笛と人類に最も大切なものなどについて演説し、会場の人々に感動を与えた有名なスピーチを行いました。

 

絵本の概要

 

2012年にブラジル・リオデジャネイロで開催された地球環境の未来について議論する国際会議にて、当時ウルグアイのムヒカ大統領が、グローバリゼーションがもたらしている消費社会の悪循環への警笛、人類に最も大切なもの、人類の発展のあるべき姿などについて語ったスピーチは会場の人々の感動を呼び、ムヒカ大統領は一躍有名となりました。

 

そのスピーチを絵本にして、子どもにもわかりやすいように解説した絵本がこちら。

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

 

ムヒカ元大統領について

 

ムヒカ元大統領は、2010年にウルグアイ第40代大統領に選出され、2015年までの5年間大統領を務めた方です。

 

2012年の国際会議でのスピーチで世界中の人々に感動を与え、一躍有名になりましたが、給料の大半を貧しい人のために寄付し、公邸での居住を拒否し郊外の農場で奥さんと暮らしているなど、大統領にもかかわらず、質素な暮らしぶりに「世界でもっとも貧しい大統領」と呼ばれています。

 

ちなみに、2016年には日本にも来日され、マスコミにて取り上げられていました。

 

8年経っても心に響く意味(世の中が変わっていないとも言える)

 

ムヒカ元大統領のスピーチの主旨は下のような内容でした。

  • グローバリゼーションが高価な商品やライフスタイルを次々に求める消費社会をもたらしていること
  • 消費社会における消費を止めれば経済が停滞し不況となるため、人類は消費社会(使い捨ての社会)を継続しなければならない悪循環を生んでいる
  • 貧乏とは少ししかものを持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないこと
  • 人類を不幸にしている消費社会における我々のライフスタイルを見直すべき
  • 幸せになることが人類にとって最も大切であり、発展は人類に幸せをもたらすべき

ムヒカ元大統領のスピーチから8年が経過した今、改めて絵本を読んでもなお、心に響きます。

 

これはムヒカ元大統領の言葉が、人々が本来在るべき姿に近づくために直視しなければならない現実を指摘した素晴らしいメッセージであるから、とも言えますが、ムヒカ元大統領が警笛を鳴らした当時から「世の中があまり変わっていない」という証拠でもあるように感じます。

 

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改めて考え直す時期(自分ができることを実践すること)

 

ムヒカ元大統領のスピーチの当時、多くの方がスピーチに感動し共感したことから、共感した人々が行動を起こしたと思いますが、5年経過した今も世の中全体は大きく変わっていないことを思うと、改めて考え直す時期にもあるように思います。

 

しかし、私だけかもしれませんが、「どうしたらいいのか」ということを考えていると、「どうやったら世界を変えられるか」など壮大な目標ばかりが思い浮かびながら、結局行動に移せずに時間だけが過ぎてしまう場合が多いように思います。 

 

まずは、できる範囲のことでいいから行動に移すことが大事かと思います。

 

そのための私個人の心がけとしては、社会に接点を持つ仕事やブログなどのSNSにおいて、「消費することに幸せを求めず、人を幸せにすること、世の中に役立つことに幸せを求めること」を意識して行動してみようと思いました。

 

絵本自体は数分でパラッと読めますが、その何十倍も考えさせられる絵本でした。

 

関連書籍

 

小学生向け絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」

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最後までお読みいただきありがとうございました。 

 

たまジロー

 

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