男性の育休。育児休業は未だに取得しづらい現実。。。

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第2子が産まれた際に男性の育児休業は未だに取得しづらいと感じましたので記事にしてみました。

育児休業の取得の検討 

 

第2子の妊娠が分かった時から育児休業の取得を検討し始めました。

 

私が勤務している会社では、昨年から働き方改革が行われ、以前より残業は減り、休暇も取得しやすくなりました。

 

しかし、私が勤務している会社にも男性の育児休業制度がありますが、実際に取得している方を見る機会は少ない状況で、周囲で育児休暇を取得した人はいませんでした。

  

私が育児休業を現実的に取得しづらいと感じた理由

 

1.運用面(職場環境など)

 

まず私が育児休業を取得しづらいと感じた理由は、一般的によくある理由ですが「職場環境」です。

 

「職場環境」といっても、関係がギスギスしてるという意味ではなく、育児休業制度を利用したことがある男性社員が職場(正確には部署内)にいなかったことから職場で育児休業を促す動きや育児休業による欠員が生じた場合の運用に向けた準備がなされていない状況。

 

そういった状況であることから、育児休業を利用する側にとって育児休業の取得を言い出しづらく、育児休業の取得自体をそもそも選択肢から外してしまう流れ。

 

仮に、育児休業を取得するのであれば、育児休業制度を利用する側が周囲への負担増を認識しながら空気読まずに言い出さないといけないというムダなエネルギーが必要な環境。

 

ダメリーマンな私は、そんな状況ですので、なんとか仕事と育児の両方をやりくりしようと思ってしまい、結局、育児休業は取得せず、週に1日か2日の有給休暇を取得して産後の育児に携わりました。

 

育児休業制度は整備されても運用体制が整備されていない私のような職場も実際にあります。

 

業界、業種、業務内容にもよりますので一概に言えない部分もありますが、育児休業制度を利用する側は、周囲への迷惑を気にしてしまうものと思います。

(全然気にしない人もいるんでしょうが。)

 

もし、現行の育児休業制度での休業取得率を高めるのであれば、取得する側も積極的に活用しないといけませんが、事業主側からの育児休業を浸透させる運用面のサポートがより必要と感じました。

 

2.制度面(収入の減少)

 

しかし、仮に職場が育児休業を取得しやすい環境にあったとして、私が育児休業を取得したかというと、結果的には、もう1つの理由で育児休業を取得しなかったと思います。

 

その理由は「収入が下がること」。

 

育児休業期間中の賃金については労使の取り決めによりますが、一般的には育児休業を取得した場合には雇用保険から最高で月額賃金の67%相当額を上限とする「育児休業給付金」の支給を受けることになります。

 

しかし、わが家は現在の収入でギリギリ回している状況。

 

育児で休業しながらも給付金が支給されるのはありがたいですし、育児休業中の社会保険料は免除されたりしますが、育児休業を取得した場合には、一定期間、貯金を減らしながら過ごさないといけない水準となることへの不安が募りました。 

 

そういったことから、わが家の場合にはたとえ短期間であっても収入を減らしてまで一定期間私が休業するという判断には至らず(奥さんの産褥期に幸い両親からの支援が得られたこともありますが)、働きながら有給休暇を取得する形で勤務を継続しました。

 

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私にとって理想的な制度(働くこと前提の柔軟な休暇制度) 

 

現在の育児休業制度は「一定期間休むことを前提にした制度」となっていますが、これまでの日本人の働き方の慣習もあり、依然として多くの男性は平日を中心に「働くことを前提にした生活」をしていると思います。

 

一定期間、育児休業制度を取得して普段携わらない育児に一日中携わる経験も貴重なものと思いますが、必ずしも収入を減らして休業することだけが正解とも思いません。

 

1人1人生活や仕事の環境が異なる状況にありますので一概に言えませんが、

 

「収入を維持して働くことを前提に、柔軟に休暇を取得しやすい制度」

 

 の方がより現在の日本人男性の働き方や生活スタイルには親しみやすいように感じます。   

 

週のうち何日か休暇を取得したり、半日のみの休暇を柔軟に取得するといった休暇の取得については、職場環境などの問題は同様にありますが、育児休業として一定期間まとめて休むことに比べれば、職場にも言い出しやすいですし、職場・同僚の負荷も少ないと思います。

 

最後

 

そんなこんなで私は第2子の出産に伴い育児休業制度を利用しませんでした。

 

その分、必要に応じて有給休暇を消化して育児に携わっています。

(業務の代替が効きづらい個人事業主の方などに比べると、休暇を取得できるだけ十分ありがたいことなのかなとも思います)

 

制度、文化が異なる海外との対比で現在の育児休業制度の取得率の改善を図ることよりも、現在の日本人男性の働き方や生活スタイルに合わせた制度のもと、男性の育児への参加率を高める方がより育児休業制度によって果たしたい「男女の仕事と育児の両立」などの目的を果たしやすいように感じました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

  

イクメンサーファーたまジロー