朝ベビーカーを押して子どもを保育園に送っている途中、
頻繁に座高が低い赤い自転車が横を通るなと思っていたら、
どれもこんな感じの
同じ赤い自転車たちだったので、なんだろうかと調べていたら、最近都内で利用者が増えている「コミュニティサイクル」という電動自転車のバイクシェアリングだとわかり、どんなもんかと、実際にコミュニティサイクルを会社帰りに何度か使ってみました。
コミュニティサイクルについては、公式サイトの利用方法などの説明もわかりやすいので、コミュニティサイクルの概要はそこそこに、会社帰りで利用した際の内容を中心に書いてみます。
コミュニティサイクル(バイクシェアリング)について
コミュニティサイクルとは?
街中に複数の自転車を貸出す拠点(「ポート」と呼びます)を設置し、利用者がどこのポートでも貸出・返却できる交通手段です。
「自転車シェアリング」「バイクシェアリング」など、とも呼ばれています。
ミソは、
「どこのポートでも貸出・返却できる」
です。
車でもレンタカーで乗り捨てができると行動範囲や行動プランにバリエーションが増えるように、「借りた自転車を借りた場所以外でも返却できる」という仕組みが利便性を高めており、これが利用者が増えている理由の1つと思います。
コミュニティサイクルのサービス提供エリア
コミュニティサイクルについては、ドコモが中心となって運営しています。
サービス提供エリアは、東京、神奈川、青森、岩手、宮城、岐阜、大阪、神戸、広島、鹿児島、沖縄など、首都圏だけでなく、東北から沖縄にかけて幅広く広まっており、そのうち、東京、横浜、仙台、広島のコミュニティサイクルをドコモが運営し、他の地域についてもシステム提供などを手掛けているそう。
各エリアのコミュニティサイクルのホームページは、各市区町村単位で設けられています。
東京のコミュニティサイクル
2017年7月現在、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、大田区の7つの区にて、サービスが提供されています。
2017 年 7 月時点では、 大田区のポートにて借りた自転車は大田区内のポートに返却しなければいけませんが、他の6 区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区)のポートで借りた自転車については、 6 区内のどこのポートにも返却可能となっています。
東京のコミュニティサイクルのホームページ
東京・自転車シェアリング広域実験(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・江東区)
上のサイトのリンクに各区のコミュニティサイクルのホームページがあります。
東京のポートの分布
2017年1月時点で6区で215ポート存在したようですが、毎月、「ポートOPENのお知らせ」が発信されてますので、7月の現時点では215ポート以上存在していると思われます。
上のマップでは、ポートが所属する区によって色が分かれてますが、隣接する区にコミュニティサイクルが存在することから、広域で自転車の乗り捨てが可能となってます。
ポート(自転車の貸出・返却場所)
ポートってこんな感じ
都内の一例です。
コミュニティサイクルを知るまでは意識なかったですが、視点を変えてみると、何気に都内には赤自転車がまとまって置かれているポートが多いのに気づきました。
コミュニティサイクルで利用できる自転車
メーカーの違いで若干タイヤのデザイン等が異なるようですが、色は赤いで統一されてる感じです。
借りられる自転車は、電動自転車となっており、これもコミュニティサイクルの特徴の1つかと思います。
買うと10万くらいする電動自転車を、比較的安価で借りられるのも魅力の1つと思います。
ちなみに、子育てパパとしては、子どもも乗せられるタイプがあると、より活用余地が広がるなと思ったりしました。
コミュニティサイクルの利用プランと利用料
個人の方がよく利用するプランには、下の「1回会員」と「月額会員」の料金プランがあります。
「1回会員」
利用都度の料金発生パターンの会員。
「最初の30分150円」となっており、30分経過後は「30分100円」が発生します。
「月額会員」
月額固定料金の会員。
基本料月額2,000円で、月に何度利用しても30分以内は無料。
月に14回以上利用する方は、「1回会員」よりも「月額会員」の方がお得になる料金体系になってます。
また、上記以外にも1日使い放題の「1日パス会員」や「法人プラン」もあるようです。
中央区から見た通勤(出勤)する自転車の流れ
中央区在住の私が朝見た自転車の流れはこんな感じかなと。
中央区にも会社はありますし、中央区側に来る通勤の自転車ももちろんありますが、実際に私が見る限り、それ以上に千代田区・港区側に向かって行く自転車がありましたので、おそらくこんな流れができているものと思います。
会社帰りでの活用 その1(港区 ⇒ 中央区)
コミュニティサイクル初体験ということで、営業外出先から自宅に帰る際に使ってみました。
乗り場所の港区(六本木)から中央区を目指します。
会員登録
登録方法は、各区のコミュニティサイクルのホームページにてわかりやすく記載されていますので詳細は割愛しますが、登録自体はPCかスマホと料金支払い用のクレジットカードがあれば5分程度で完了します。
ちなみに、スイカなどの交通系ICカードを登録すると、利用する際に、登録したICカードを自転車にかざすだけで利用できますので、非常に楽になりますが、登録にもうひと手間かかります。
自転車の借り方
借り方は下の2つに分かれます。
①ICカードを登録している場合
②ICカードを登録していない場合
①の場合
ICカードを下の「FeliCa」部分にかざすのみ
楽チンですね。
②の場合
コミュニティサイクルのホームページにログイン
↓↓↓
利用する自転車を選ぶ
(ポートから自転車を指定 or 自転車の番号(上の写真の「MNT1265」)で自転車を指定)
↓↓↓
パスコード(4桁の番号)を発行
↓↓↓
登録アドレスに届くパスコードを入力
左下の「START」ボタンを押して、パスコードを入力すると、
「カチッ」
と、音が鳴って、後輪の施錠が解除されます。
繰り返しですが、①のほうが楽ですね。
早く乗りたいときとか、特にそう思います。
そのほかの借りる手続きの詳細はこちらをご覧ください。十分わかりやすいです。
乗り心地
恥ずかしながら生まれてこれまでギア付きママチャリは乗ったことがあるものの(誰でもあるか)、電動自転車に乗ったことがなかったもので、ペダルをこぐと電動パワーが働き、「グッ」と前に進む感触に正直感動でした。
電動自転車って
「らく~♪♪」
通常の電動自転車に乗ってる方からすると、たいしたことない電動自転車なのかもしれませんが、電動自転車初体験の私には十分満足な乗り心地でした。
(電動自転車のクオリティを知りたい方には参考にならないですね。すいません。。。)
帰り道
六本木一丁目から乗った私は
虎ノ門を通り、新橋を抜けて
なにかと騒がしい
築地を越えて
夕暮れ時の一枚をパシャリとしてみたり。
帰宅途中に他の利用客を発見!
って、こともありました!(嬉しくなって少し後を追ってみたり。。)
やはり、出勤とは逆に、夕方は港区・千代田区から中央区側に向かう自転車を多く見ました。
返却時
そうこうしているうちに返却するポートに到着。
ポートに到着した後の返却手続きは、後輪の鍵を閉めて、右下の「ENTER」ボタンを押すだけで完了。
「返却」と表示され、登録メールアドレスに返却完了メールも届きます。
ちなみに、返却前に「ENTER」ボタンを押すと、利用時間が分かります。
40分。
30分を超えているので、150円+100円=250円。
電車で帰る場合と比べて、時間・料金ともにそれ程差はありませんが、
ほどよく汗をかくことができ、都内を自転車で走り抜ける爽快感に十分な満足感を得ましたので、いつもと違う爽快な気分で帰宅しました。
会社帰りでの活用 その2(文京区 ⇒ 中央区)
思った以上にコミュニティサイクルの利便性が良く、しかも、乗り終わった後は、軽い運動をした感じの爽快感も味わえましたので、コミュニティサイクルを使って帰りたいなと思っていたところ、池袋から直帰する機会がありましたので、近隣のポートを探してみたら、文京区のポートが近かったので、後楽園から乗ってみました。
千代田区もまたぐので、少し遠そうだな、と思いながらも、とりあえず乗車!
東京ドームを見て
東京駅の前を通ってみて
中央区のポートに戻ると
50分!早い!(特に指標はないが、たぶん)
けっこう急いで帰ってきたこともあって、1時間以内に帰ってこれました。
1時間を超えると、追加料金が改めて100円発生するので、妙な達成感と満足感!!
(たかが100円、されど100円)
でも、クールビスとはいえ、ワイシャツ&スーツのズボンなので、背中は全面汗だらけで、顔もバスケをやってるかのごとく汗まみれ。
ついでに、太ももも良い感じの疲労感。
まあ、家族以外誰に会うでもないし汗をかくのは好きなので、いいんですが、ちょっとやり過ぎました。。。
無理なく走るペースで、30分前後で行ける距離がちょうどいいかなと思いました。
感想など
コミュニティサイクルの魅力
だらだら書かせて頂きましたが、私が勝手ながらに感じるコミュニティサイクルの魅力はこんな感じと思います。
- 利便性が高い(どこで借りてもどこでも返却可能)
- 移動が楽チン(電動自転車)
- 運動不足解消
利用し始めてまだ2カ月程度ですが、晴れている日の会社帰りは基本利用しています。
コミュニティサイクルのニーズ
都内の電車やバスなどの公共交通機関は複雑なくらい充実しているものの、なかには距離は近いけど、公共交通機関では時間がかかってしまい、むしろ自転車の方が短時間で目的地に行ける場合があります。
しかも、こういうケースは都内では少なくないので、そういった意味でもコミュニティサイクルの利用者はこれからも増えると思います。
これから会社帰り以外でも、土日に使って遊んでみようと思いますので、今後しばらくはコミュニティサイクルにお世話になりそうです。
乗る際に手間はほとんどかからないので、まだ利用されたことがない方で興味を持たれた方は一度活用してみてください。
とりあえずトライしてみると意外とハマるかもしれません。
イクメンサーファーたまジロー
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